radikoro の使い方 その4 – タイムフリー録音

インターネットでラジオを配信するサービス、radiko.jpNHKラジオ らじる★らじる
 radikoro は、これら を聞くためのアプリだ。
 ラジオを聞くだけではない。ボタンひとつ録音もできる。予約録音も、タイムフリーの録音もこなせる。使いこなせば好きな番組のライブラリが充実すること、うけあいである。

ラジコは 2016 年から、タイムフリー機能を実装した。過去の放送が聞けるサービスである。インターネット時代にふさわしい、関係者の英断だったと思う。
 ユーザとしては聞き逃がした時、radikoro で録音が失敗した時など、タイムフリーがあれば安心だ。
 radikoro はタイムフリーの録音も容易なのである。

内蔵録音による、タイムフリーの録音

ラジコ・タイムフリーの録音は、内蔵録音がおすすめだ。
 radikoro メニューの「環境設定」>「録音」タブで、内蔵録音を選択しておく。「保存場所」の設定も必須だ。

タイムフリーの録音は「放送局」>「radiko.jp タイムフリー」でおこなう。

タイムフリーが配信するのは、一週間前までの番組だ。
 日付をクリックして番組表を更新し、左右の矢印で局をスライドさせて、お目当ての番組を捜す。ここで確認するのは、

  • 放送局
  • 日付
  • 放送開始時刻、終了時刻

である。上記の三つがわかっている場合は、特に番組を捜す必要もない。
 放送局、日付、時刻がわかったら、右下の赤い録音ボタンを押す。

上のようなシートが出てくるので、放送局、開始日時を入力する。
 深夜の番組は、ラジコの番組表では「25時 – 27時」という表記になっていたりするが、ここでは翌日の「1:00 – 3:00」と正確に入力する。
 必要に応じて名前を入力(日本語は不可)。
 あとは、「録音開始」ボタンを押すだけだ。

サーバの状況にもよるようだが、早い時には一時間の番組が 1 分程度で完了する。
 10 分ほどかかる場合もあったが、それでもオンタイムで録音するよりは早い。
 録音が終わると、ディスプレイの右上から通知が出る。

保存場所には、ちゃんとファイルが出来ているはずだ。

ループバックによるタイムフリーの録音

内蔵録音は早いが、過去の番組を聞きながら録音もしたい場合もある。
 そういう時はループバック録音がいいだろう。

ループバック録音の準備については、radikoro の使い方 その3 – ループバック録音で。

内蔵録音の時と同じく、メニューバーの「放送局」>「radiko.jp タイムフリー」の画面を出し、録音する番組を捜す。
 見つけたら、番組名をクリック。

番組のページが出たら、右下の録音ボタンを押して、録音を開始。すぐさま番組を「再生する」をクリックする。
(あるいは逆に、番組を再生してから急いで録音ボタンを押してもいい)

ちなみに、録音の設定が内蔵録音になっている場合は、オプションキーを押しながら録音ボタンをクリックする。一時的にループバック録音に切り替えることができる。

また初回は、番組の「再生」をクリックすると、「聴取内容、CM は過去のものです」というような注意が出る。その場合は「再度表示しない」にチェックを入れてから「OK」ボタンを押す。
 テストとして適当な番組を再生し、この表示の設定をすませておいたほうがいいと思う。

あとは番組が終わったら、右下の停止ボタンを押せば、録音は終了する。

録音は、自動で終了させることもできる。
 現在の時間に、番組の残り時間を足し、番組終了時刻を計算する。少し長めに設定したほうがいいだろう。
 メニューバーの「設定」>「予約設定…」の画面を出し、番組終了時刻を「終了時刻」に入力。放送局や開始時刻は参照されないので、なんでもいい。
 隣りにある「終了時刻のみ設定」にチェックを入れてから、「登録」ボタンで登録する。

これで、番組終了時刻とともに録音が停止されるはずだ。

出来あがったファイルは、番組の前後に、どうしても空白の時間が入ってしまう。
 macOS 14 Mojave からは、クイックルックで音声ファイルのトリミングができるようになった。気になるひとは活用するのがいいと思う。

ラジコのタイムフリーは、一日の利用時間が 3 時間と限定されている。
 ループバック録音を多用する場合は、計画的におこないたい。

ループバックによる録音は、ラジコ側の仕様改変などによって内蔵録音が出来なくなった場合などにも耐えうると思われる。おさえておきたい録音方法だ。