Mac から別の Mac へファイルを送る
例えば MacBook で作成したファイルを、帰宅後、家の Mac mini に送る、という場面は多いと思われる。
macOS 14 Mojave のいま、ファイルを別の Mac に送信する方法は山のようにある。ほとんどシームレスのような快適さである。
AirDrop
Bluetooth を使って、Finder から気軽にファイルを送信できる。
インターネットに接続されていなくてもファイルを共有できるのが強みだ。ただし、Bluetooth が届く範囲に対象の Mac がないと使えない。
![](https://mac-ra.com/wp-content/uploads/2019/01/mac_fileshare01.png)
Finder のサイドバーにある「AirDrop」をクリックする。
上の画像のように対象の Mac が見つかったら、送信したいファイルをドロップするだけだ。
ファイルは、受けとったほうの Mac のダウンロードフォルダに送られる。
送りたいファイルで右クリックして、「共有」から「AirDrop」を選択することもできる。
![](https://mac-ra.com/wp-content/uploads/2019/01/airdrop_rightclick.png)
![](https://mac-ra.com/wp-content/uploads/2019/01/airdrop_image02.png)
ファイル共有
システム環境設定、「共有」内の「ファイル共有」という項目がある。
これにチェックを入れると、ローカルネットワークにある Mac とファイル共有することができる。管理者でログインすれば、ファイルを送信するだけでなく、相手の Mac 内をブラウズしてファイルを取りよせることも可能だ。
![](https://mac-ra.com/wp-content/uploads/2019/01/filesharing_image01.png)
サイドバーのネットワークから、共有した Mac に入れる。
![](https://mac-ra.com/wp-content/uploads/2019/01/filesharing_image02.png)
ファイルをドロップすれば、相手の Mac にコピーできる。
Finder メニューの「移動」にある「サーバへ接続」を使っても、ローカルネットワークの Mac に接続できる。
接続したい Mac の smb アドレスを入力し、「接続」のボタンを押せば、相手の Mac がマウントされる。
smb アドレスはシステム環境設定の「共有」内、「ファイル共有」に書かれている。
![](https://mac-ra.com/wp-content/uploads/2019/01/smb_image01.png)
Finder で command + k というショートカットを押しても「サーバへ接続」ウィンドウが出てくる。
![](https://mac-ra.com/wp-content/uploads/2019/01/smb_image02.png)
接続を押せば、マウントできるはずだ。
![](https://mac-ra.com/wp-content/uploads/2019/01/smb_image04.png)
Finder のサイドバーからもアクセスできるようになる。
右にある上向きの三角形を押せば、アンマウントだ。
iCloud Drive
同じ Apple ID を使う Mac に小さめのファイルを送るなら、iCloud Drive にファイルを放りこむのも早い。この方法なら、相手の Mac が近くになくてもいいし、相手の Mac がローカルネットワーク上になくても、ファイルを届けられる。
![](https://mac-ra.com/wp-content/uploads/2019/01/iclouddrive_image01.png)
ファイルをドロップすると、ただちに同期が開始される。
画像なら、写真.app を使っても iCloud 経由で共有できるだろう。
Handoff、ユニバーサルクリップボード
ファイル共有というよりデバイス間の連携だが、Handoff も便利な機能である。
MacBook で開いているサイトを、Mac mini で開きたい場合、かつては URL を共有する方法を考えたものである。現在はもう、そんな必要はない。
![](https://mac-ra.com/wp-content/uploads/2019/01/handoff_image01.png)
システム環境設定の一般内にある「このMacとiCloudデバイス間でのHandoffを許可」にチェックを入れる。
Handoff の連携には、さらに wifi に接続されていることと、Bluetooth がオンになっている必要がある。また、同じ Apple ID を使用していなくてはならない。
上記の条件を満たせば、Dock にこんなアイコンがひょこひょこ出てくる。
![](https://mac-ra.com/wp-content/uploads/2019/01/handoff_image02.png)
クリックすると連携している Mac で開いている Safari と、同じページが開ける。
Handoff が機能していれば、ユニバーサルクリップボードが使用できる。ユニバーサルクリップボード、とは複数台のクリップボードの内容を同期する、というものだ。
一台の Mac にコピーしたテキストを、もう一台の Mac にペーストできる。
それだけにとどまらない。
片方の Mac の Finder でイメージなどのファイルをコピーすると、もう一台の Mac にそのファイルをペーストできるのだ。
![](https://mac-ra.com/wp-content/uploads/2019/01/handoff_image03.gif)
小さいファイルならたいした時間はかからない。よく command + c でファイルを別のフォルダにコピーしたりするかと思うが、それとほとんど変わらない。
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