ToyViewer で zip ファイル内の画像が閲覧できるようになっている
つい先日、気づいた。
DLsite っていう同人誌とかのデータを扱うサイトがあるんだけど、そこが最近 paypay での支払いに対応しやがって。またえちぃのを買うようになってきた。DLsite でも FANZA でも同じなんだけど、えちぃ漫画とか CG 集はよく zip アーカイブ形式で配布されている。
そういった zip を展開せずに、中身を閲覧できる便利な機能が、いつのまにか ToyViewer に搭載されていたのであった。
使い方
ToyViewer は、画像のリサイズやモザイク加工など、ちょっとした画像編集が出来る軽量なアプリである。
ふつうのフォルダ内の画像をスライドショーで閲覧する機能なんかもあって、それ加え、zip アーカイブ、rar アーカイブの画像も閲覧できる。
メニューバーの「ファイル」>「アーカイブ内をスキャン」( command + option + o )、を実行するか、もっと簡単に Dock の ToyViewer アイコンに zip ファイルやフォルダをドロップしてもいい。下のようなパネルが出てくる。
開始、と書かれた再生ボタンをクリックすると、自動で画像がめくられていくスライドショーがはじまる。
漫画などはしかし、スライドショーより手動で画像を進めたり戻したりできたほうがいい。
その場合は、上のスクショに丸をつけた「手動で開始」をクリックする。
また、「進行方向と画面分割」のセレクトボックスで、右開き、左開き、一枚ずつ表示するか見開きで表示するかを選べる。
表示中の動作
フルスクリーンでの表示中、マウスカーソルを上下左右に動かすといろんな操作が出来る。
マウスカーソルを上を動かすと、カーソルが一時停止のアイコンに変わり、クリックで表示停止となる。
下へ動かすと操作パネルが表示される。
左右へ持っていくとページの右送り、左送りにカーソルが変化して、クリックで進んだり戻ったり、という動作になる。
またキーボードの矢印キーの左右でもページを送ったり、戻したりできる。スペースキー(あるいは Fキー、Nキー)で次ページ、Delete キー(または Bキー、Pキー)で前のページ、shift + space で早送り。早送りの場合、デフォルトでは 4 枚ずつ画像が進む。
esc キー(あるいは Qキー)でフルスクリーン表示の中止。
またトラックパッドの二本指ジェスチャ、左右で進んだり戻ったりも出来る。
早送りで進むページ数は、操作パネルの「ディスプレイ」という歯車のアイコンがついたボタンで設定できる。ディスプレイではスライドショーで次の画像へ進む秒数なども設定可能だ。
「今のファイル」ボタンを押すと、表示中の画像を ToyViewer のウィンドウに表示でき、すぐさま編集へと進められる。同人誌とか読むばかりではなくて、写真が入ったフォルダ内の、目的の画像を捜す場合とかにも便利そうだ。っていうか、たぶんそのための機能だろう。なにが同人誌だ。
マークをつけてファイルの整理
zip アーカイブではなく、おもに画像の入ったフォルダのスライドショーでの話だが、不要なファイルをマークして一気に削除、コピー、移動が出来る。
画像の整理をするしたり、必要な画像を捜す場合は「早送り」「早戻し」モードが見通しよくて使いやすい。
shift + スペースキー、Fキー、Nキー 、で早送り、あるいは shift + delete キー、B、Pキー で早戻し、という具合に shiftキー を加えると早送りモードになる。
さらに option + スペース、Fキー、Nキー のように optionキー を加えると、コマ送りのように画像を一枚ずつ進められる。
不要な画像、もしくは必要な画像を見つけたら、画像の下方にカーソルをもっていって赤いチェックのボタンをクリックする。
キー操作の場合 Mキー、0キー を押す。この場合、画面に表示されているすべての画像にチェックがつくので注意が必要だ。
チェックをし終えたら Qキー などでスライドショーを終了し、操作パネルに戻る。
画像の操作は「ファイル操作」のセレクトボックスで行う。
「マーク付きファイルを削除」の場合は確認ダイアログが出てから、マークを付けた画像をゴミ箱に移動する。
移動、コピーの場合は移動場所を選択するダイアログが出て移動先、コピー先を選べる。
ますます便利になった
ToyViewer は、プレビュー.app を補完するような機能があって便利だ。だいたいのことはプレビューか、ToyViewer ですませられる気がする。zip ファイル内の画像が見られるようになってまたひとつ便利になった。
筆者の記憶では、まだインターネットが一般的でなかったころ、ビギナーズマックとかそういう雑誌の付録の CD ロムにいつも ToyViewer が収録されていた気がする。もし本当にその頃からあるんだとしたら、まだ進化を続けているっていうのは物凄いことだと思う。
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