Apple ID の認証解除を忘れて Mac を売っちゃった場合
ミュージック.app で買った音楽や、TV.app で買った映画をダウンロードするとき、「認証」というものを求められることがある。
求められるままひょいひょい認証してしまったりするんだけど、実は認証できるデバイスってのは 5 台に限られている。
これ少なくね?
最近は割とマジで、iPhone の他に iPad も使っていて、さらにデスク用に iMac、持ち運び用に MacBook Pro、とか平気で使ってるひといると思う。もうこれだけで 4 台。
そんな時代に、認証できる 5 台というのは貴重な枠といえる。
なので認証解除しないまま Mac を売っちゃったりすると大変である。
本体がないので認証解除できない。貴重な枠のひとつが無為に埋まってしまうことになる。
筆者の場合は MacBook のディスプレイが割れちゃって、認証解除したくても画面が見えないので出来ないということがあった。
「すべて認証解除」する
しかしながら、この問題はあっさり解決できる。
一度すべてのデバイスの認証を解除して、これからもまだ使うデバイスだけを認証しなおすのだ。
ミュージック.app や TV.app あるいはブック.app の「アカウント」メニューから、「マイアカウントを表示…」を選択する。
Apple ID のサインイン求められる。
複数のデバイスが認証されている場合、「コンピュータの認証」の欄に「すべて認証解除」のボタンがあらわれる。
これをクリックすれば、認証していたすべてのデバイスの認証が解除できる。
売っ払った Mac の認証も解除されるはずであり、これで枕を高くして眠れる。
特になにも起こらない
すべて認証解除して、引き続き使っていく Mac やら iPad やらの認証し直す。
認証し直す際、いちいち Apple ID のサインアップを要求されるのがウザいっちゃウザいが、手間といえばそれくらいのものである。
認証を解除しても、特に困ったことにはならない。Apple ID には依然としてログインしたままだし、iCloud にアクセスできなくなったりもしない。
前に購入してダウンロードした映画もふつうに見られる。
認証を解除すると何が出来なくなるか。新規に購入したコンテンツや、前に買ったのにダウンロードしてなかったコンテンツのダウンロードが出来なくなるのである。
なので、旅行にいく時とか、電車の移動中に見るつもりで映画をダウンロードしておき、旅行から帰ったら認証を解除する、みたいなフレキシブルな運用もありっちゃありかもしれない。
(ブック.app の無料の古い小説、例えば「我輩は猫である」とかは認証なしでもダウンロードできた気がする。認証はコンテンツの著作権を守るための仕組みのようだ)